【裁判員 名古屋地裁】元小学校教諭に懲役9年 わいせつ行為を繰り返す

【裁判員 名古屋地裁】元小学校教諭に懲役9年 わいせつ行為を繰り返す
2010.12.28 19:44 産経新聞

 愛知県で女性にわいせつな行為をしてけがを負わせたとして、強制わいせつ致傷や強姦未遂の罪に問われた名古屋市立小学校の元教諭、大藪享一被告(43)の裁判員裁判で、名古屋地裁は28日、懲役9年(求刑懲役18年)の判決を言い渡した。

 判決理由で天野登喜治裁判長は「ナイフや粘着テープを用意するなど計画的で、ゆがんだ支配欲や性欲を満たすための犯行」と指摘。「深刻な心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむなど被害者の苦痛は計り知れない」と述べた。

 起訴された4件のうち、強姦未遂罪の1件については、強姦の意思が認められないとして強制わいせつ罪とした。

 判決によると、大藪被告は平成22年2月、愛知県内の路上で女性の顔にナイフを突き付けわいせつな行為をし、けがを負わせた。

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